大使館案内
令和元年9月13日
北野大使 着任挨拶

8月28日,新たにダブリンに着任した北野充です。豊かな自然,活力ある経済,心温かい人々。アイルランドでの仕事を楽しみに赴任してまいりました。
9月13日に,マイケル・D・ヒギンズ大統領に信任状を捧呈し,駐アイルランド日本国特命全権大使としての活動を開始いたしました。これから皆様とご一緒に,日・アイルランド友好関係の更なる発展と強化のため,ともに歩んでいきたいと思います。
日本とアイルランドとは,基本的価値観を共有しており,両国が共働することは,それぞれに共通の利益をもたらすものと強く確信しています。私が両国関係の発展のために尽力していくに当たり次に挙げるようないくつもの好材料があることは心強いことです。
まず,日本でのラグビーのワールドカップ開催が挙げられます。世界ランキング第1位としてこの大会に臨むアイルランド代表チームと日本代表チームをともに応援したいと思います。大会期間中には3万人ものアイルランド人が日本を訪問するとも予想されており,この機会に両国の人的交流が一層盛んになることを期待しております。私も学生時代にラグビーをプレーした経験があり,この一大イベントに間に合って着任できたことを大変嬉しく思っております。
次に,アイルランドの日本への関心は極めて高いものがあります。「グローバル・フットプリント2025」(注1)のビジョン。東京における「アイルランド・ハウス」(注2)の建設。アイルランド側からも日本との関係を強化しようとする強い意欲を感じます。
さらに,今年2月1日に日EU・EPAが発効されことを受け,これから両者の経済関係がますます促進されることが期待されます。水産品をはじめとする,良質なアイルランド産製品が従来にも増して日本に輸出されることになろうかと思います。好調なアイルランド経済の追い風を受け,増加しつつある日系企業や在留邦人への支援も適切に行っていきたいと思います。
もちろん課題もあります。10月31日を期限とする英国のEU離脱問題もその一つです。日本としても,英国のEU離脱の影響が最小限に抑えられることを望んでおり,そうした立場から状況を注視してまいります。
大きな変化を迎えようとしている欧州で,両国の関係がこれからも素晴らしいものになることを祈念し,様々な交流に取り組んでいく所存ですので,これから,ご支援・ご協力のほど,どうぞ宜しくお願い申し上げます。
(注1)「グローバル・フットプリント2025」
アイルランドの国際的プレゼンスの増強を目指して,在外公館の増設や政府開発援助(ODA),文化大使,輸出増進,ネットワークの強化などを計画。
(注2)「アイルランド・ハウス」
東京・四谷に建設予定。アイルランド大使館と同国政府機関駐日事務所が入居する。
9月13日に,マイケル・D・ヒギンズ大統領に信任状を捧呈し,駐アイルランド日本国特命全権大使としての活動を開始いたしました。これから皆様とご一緒に,日・アイルランド友好関係の更なる発展と強化のため,ともに歩んでいきたいと思います。
日本とアイルランドとは,基本的価値観を共有しており,両国が共働することは,それぞれに共通の利益をもたらすものと強く確信しています。私が両国関係の発展のために尽力していくに当たり次に挙げるようないくつもの好材料があることは心強いことです。
まず,日本でのラグビーのワールドカップ開催が挙げられます。世界ランキング第1位としてこの大会に臨むアイルランド代表チームと日本代表チームをともに応援したいと思います。大会期間中には3万人ものアイルランド人が日本を訪問するとも予想されており,この機会に両国の人的交流が一層盛んになることを期待しております。私も学生時代にラグビーをプレーした経験があり,この一大イベントに間に合って着任できたことを大変嬉しく思っております。
次に,アイルランドの日本への関心は極めて高いものがあります。「グローバル・フットプリント2025」(注1)のビジョン。東京における「アイルランド・ハウス」(注2)の建設。アイルランド側からも日本との関係を強化しようとする強い意欲を感じます。
さらに,今年2月1日に日EU・EPAが発効されことを受け,これから両者の経済関係がますます促進されることが期待されます。水産品をはじめとする,良質なアイルランド産製品が従来にも増して日本に輸出されることになろうかと思います。好調なアイルランド経済の追い風を受け,増加しつつある日系企業や在留邦人への支援も適切に行っていきたいと思います。
もちろん課題もあります。10月31日を期限とする英国のEU離脱問題もその一つです。日本としても,英国のEU離脱の影響が最小限に抑えられることを望んでおり,そうした立場から状況を注視してまいります。
大きな変化を迎えようとしている欧州で,両国の関係がこれからも素晴らしいものになることを祈念し,様々な交流に取り組んでいく所存ですので,これから,ご支援・ご協力のほど,どうぞ宜しくお願い申し上げます。
(注1)「グローバル・フットプリント2025」
アイルランドの国際的プレゼンスの増強を目指して,在外公館の増設や政府開発援助(ODA),文化大使,輸出増進,ネットワークの強化などを計画。
(注2)「アイルランド・ハウス」
東京・四谷に建設予定。アイルランド大使館と同国政府機関駐日事務所が入居する。