交流抄 「元神鋼ラガーマンとの交流」

令和7年4月24日
Ian Williams
Mark Egan
 1989年からラグビー社会人大会及びラグビー日本選手権で7連覇を達成した神戸製鋼ラグビー部に、オーストラリア人のイアン・ウィリアムス、アイルランド人のマーク・イーガン選手が各々4年間所属していました。イアンは、快速の持ち主で、V3、V4、V5、V6に貢献しました。特に、1991年1月、V3がかかった社会人大会決勝で最後のイアンの50メートル独走は伝説のトライとして今でも語り継がれています。マークは、パワー溢れる巨漢のフォアードとして、スクラムの中核を担い、V4、V5、V6、V7まで大活躍しました。お二人は神戸製鋼時代より前、オックスフォード大学でも一緒にラグビーをやっていたということで、非常に仲がよいそうです。

 当時、テレビか、時には秩父宮ラグビー場でラグビーファンの一人として熱く観戦していた自分が、仕事を通じて各々の母国で、別々に知己を得られたことは非常に幸運なことだと思います。二人とも凛々しく、かつ、心優しい方です。日本のことを大変好きになってくれています。日本とオーストラリアとのビジネス・経済関係の仕事に携わってきた弁護士のイアンは、豪日経済合同会議の豪側副会長として大変お世話になりました。また、マークはアイルランドにおいて日本ラグビー協会の理事として、世界ラグビー協会(アイルランドに本部を置く)とのリエゾン役を担い、日本ラグビーの発展に直接関わっておられます。余談ですが、先日大阪・関西万博のマスコット「ミャクミャク」がアイルランドに来た時、当方の依頼により、日本からエスコートするという大役を快く担ってくれました。
 このお2人とはこれからもいろいろなところでお世話になると思います。どこかでお二人同時にお会いでき、スポーツ外交の素晴らしさを語り合う日が来ることを楽しみにしています。