アイルランドの国際スポーツ外交戦略と日本

令和8年2月24日
国際スポーツ外交戦略に関するパネル・ディスカッションで発言するアイルランドのプロゴルファー・パドレイグ・ハリントン氏(令和8年2月撮影)
国際スポーツ外交戦略の発表にあたり演説するヘレン・マッケンティー外務・貿易相(令和8年2月撮影)
アイルランドのスポーツといえば何を想像しますか。ゲーリックフットボール、ハーリングでしょうか?それとも、水泳、サッカー、ラグビー、ゴルフなどでしょうか?スポーツ・アイルランドの2024年人気スポーツの調査によれば、以下のランキングになるそうです。

順位 スポーツ・活動 参加率
1 Personal Exercise(ジム・自宅トレなど) 18%
2 Swimming(競泳・水泳) 8%
3 Running(ランニング) 7%
4 Cycling(サイクリング) 5%
5 Weights(重量挙げ ) 4%
6 Soccer(サッカー) 4%
7 Dancing(ダンス) 4%
8 Yoga(ヨガ) 3%
9 Golf(ゴルフ) 3%
10 Gaelic Football(ゲーリックフットボール) 2%
11 Hurling/Camogie(ハーリング・カモーギー) 2%

2月24日、アイルランドの国際スポーツ外交戦略(2026-2030)について、ヘレン・マッケンティー外務・貿易大臣、パトリック・オドノバン文化・通信・スポーツ大臣から発表がありました。両大臣の発表に続き、ゴルフのパドレイグ・ハリントン氏など、スポーツ関係者によるパネル・ディスカッションが行われました。在アイルランド日本国大使館からは、宮川学大使及び中田啓子一等書記官が参加しました。
発表された「戦略」は、(1)スポーツの国としてのアイルランドを促進する、(2)ゲーリック・ゲームを含むスポーツを活用して海外在住アイルランド人と本国の絆を深める、(3)アイルランドの価値と利益に沿った国際的なスポーツのパートナーシップを支援する、(4)国際スポーツ外交の経済的価値及び主要なスポーツ行事への関与を最大化することを目標とした行動計画です。
日本でも、外務省、文部科学省が協力して、柔道・剣道・空手など、日本の伝統スポーツをはじめとするスポーツ分野での国際交流を通じた対日理解促進や親日家育成を図り、また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会などの大規模国際スポーツ大会を契機とした国際交流の増進及び大規模国際スポーツ大会の日本招致活動の支援等を行っています。
アイルランドと日本は、伝統的なスポーツを含む外交を通じて、各国との交流を深めるとの点で、共通の目標を共有しています。ちなみに、1906年に日本に初めてホッケーを教えたのは、アイルランド出身のウィリアム・トーマス・グレー牧師でした。近年では、ラグビー、ゴルフ、競馬、武道など様々な分野のスポーツで日本とアイルランドの交流が深まっています。
国際スポーツ外交戦略の発表にあたり演説するパトリック・オドノバン 文化・通信・スポーツ大臣(令和8年2月撮影)